大地の王者！圧巻の迫力！！ 令和5年式メルセデス・ベンツ G400d G manufaktur (マヌファクトゥーア)プログラム

日本でも大人気のGクラス。2018年に従来型の463型から463A型に改良され発売されました。フルモデルチェンジ並みの大幅改良がなされたのですが、型式を見て分かるように、実はフルモデルチェンジではないのです。上手に高級感と現代に合ったスタイリングになっていますが、昔ながらのドアのヒンジ(蝶番)や、ドアノブ、開閉のとき重厚感のある金庫の様な音のするドアキャッチ＆ストライカー、フェンダーのウインカー等はあえて従来型と同じものを使っているのです。

しかし、写真を見て分かるように、少し丸みを帯びたデザイン・最新のLEDを使用したヘッドライト等、伝統と無骨さとの中に新鮮さがあり高級感もある。これぞ現代のGクラス！と思わせるところはさすがですよね。

発売当初、日本市場ではG550とAMGG63のみが設定され、少し遅れて直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載のG350dが発売されました。2021年5月にG350dと同じエンジンながら最高出力34PS、最大トルク100N・mアップされたG400dが発売され、同時に、G manufaktur(マヌファクトゥーア) プログラムも設定されました。

夜間の安全なドライブをサポートするマルチビームLEDヘッドライトは、片側84個のハイパフォーマンスLEDを瞬時に個別に制御することで、前走車や対向車などのドライバーをまぶしきく感じさせることなく、より広い範囲を明るく正確に照射し続ける先進のシステムです。夜間ドライブの強い味方で、疲労軽減にも繋がります。

内装に目をやると、それは現代のメルセデスそのもの。ハンドルやメーター、最新のメディアシステムは他のメルセデスと統一されています。高級で乗用車のようなコックピットですが、センターに鎮座するデフロックのスイッチを目にすると、やっとこのクルマがタフな4WD車であることに気付かされます。そして、グローブをはめていても直感的に使える様に配置されています。

大型の液晶メーターはステアリングのボタンを操作することで切替可能です。メーター表示も、昔ながらのスピード/タコメーターから、見やすくシンプルなモード、ナビのマップが映し出されるモードなどに変えられます。また、コマンドシステムを使うと、センターの大型モニタの操作ができます。ナビの操作だけでなく、細かい車両の設定、シートや空調の設定も行えます。ステアリングにはADAS関係のスイッチもあり、手元でストレスなく操作することが可能です。

G400dマヌファクトゥーアのオプションとして、「ドライビングダイナミックシート」という機能があります。シート両側から腰を支える機能として、ランバーサポートがあります。一般的な車では、乗員が設定した強さ固定でランバーサポートが腰をホールドするのです。このクルマに装備されている「ドライバーダイナミックシート」はカーブに入ると、Gで体が横にずれないようになんと、このランバーサポートが腰を支えてくれるんです。

右カーブ時は左側のランバーサポートが・・・

左カーブ時は右側のランバーサポートが・・・

しっかり腰を支えてくれます。重心高が高いGクラスなので、この機能があることで、助手席の乗員はもちろん、運転手も体が安定するため、ハンドルにしがみつくようなことにならず、ゆったりと運転でき、安全と疲労軽減に貢献します。

前述の通り、このG400dは「G マヌファクトゥーア プログラム」のほか、ラグジュアリーパッケージ。アダプティブダンピングシステム・ボディ同色スペアタイヤリングを装備した充実の車両です。オプション総額は300万円以上！！しかも、人気があり、リセールが高い左ハンドル。

メルセデスの他のモデルとは明らかに違い、変わらないこと・・・いや、変えないことへの美学とこだわりが、世界で愛される理由と言えるでしょう。

この車を所有すること、そして、この車で移動できる贅沢な時間さえも、オーナーの満足感を満たしてくれるクルマ・・・それがGクラスです。